カラーコンタクトレンズの製造方法
カラーコンタクトレンズの製造は、①材料調達、②着色、③レンズ成形、④重合、⑤膨潤、⑥滅菌の6つの工程で構成されています。しかし、安全なカラーコンタクトレンズを選ぶ際に最も重要なのは、レンズの品質に影響を与えるレンズ成形方法です。
日本で販売されているカラーコンタクトレンズは、主に「キャストモールド製法」、「セミキャストモールド製法」、「スピンキャストモールド製法」を用いて作られています。
「モールド」とは型や鋳型を意味し、「キャスト」とは流し込む、注ぐを意味するため、コンタクトレンズの材料をボウル型の型に流し込んで製造する方法です。
1. キャストモールド製法
キャストモールド製法では、レンズの原料をボウル型の型に流し込み、上からプレスしてレンズを固めます。カラーコンタクトレンズ用の着色顔料も一緒に流し込まれるため、薄くて軽いレンズに仕上がります。
着色顔料が成形工程で混ぜられるため、材料が揃っていれば、比較的安価にカラーコンタクトレンズを大量生産することが可能です。
薄いため、取り扱いによっては破損しやすいこともあり、こすり洗いの必要がない1日使い捨てタイプのカラーコンタクトレンズでよく採用されています。
着色部分がレンズ内にしっかりと閉じ込められているため、安全性が高いです。

2. セミキャストモールド製法
キャストモールド製法を進化させた製造方法で、原理はキャストモールドと同じですが、カラーコンタクトレンズの顔料を着色する方法が異なります。キャストモールド製法では、カラーコンタクトレンズの顔料を一緒に流し込んで着色するのに対し、セミキャストモールド製法では、レンズの外側を着色した後、特殊なポリマー素材で薄くコーティングします。
この製法により、キャストモールド製法よりもさらに薄いレンズを作ることができますが、レンズの強度が弱いという欠点があります。

3. スピンキャストモールド製法
スピンキャスト製法は、キャストモールド製法と同様に型を使用してレンズを製造しますが、遠心力を利用してレンズを形成します。中央に向かって薄くなるように設計されており、着色部分は虹彩に触れないように設計されています。安全性が高いとされていますが、万が一、欠陥によりカラーコンタクトレンズの色素が漏れ出した場合、トラブルのリスクがあります。
